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趣味の徒然うつらつら(2016年他ブログより移転)

映画監督・松本人志についての雑感。

松本人志「R100」についての感想がちらほら目についてその時に考えたことなど書きます。

僕はまっちゃんの映画は大日本人しか観ておらず、その後の展開は全く把握できていないのですが、率直に言って大日本人を観た時の僕の感想は「?」でした。あんまり面白くなかった。
でもそれを友だちに伝えたら、その友だちに「まっちゃんくらいお笑いと真面目に向き合ってる芸人はおらへんで」と言われて、「そうかぁ~」と思ったのを覚えています。(僕はすぐに「そうかぁ~」と思う)ちなみにその友だちは面白かったかどうかは明言しませんでした。

確かに見渡してみると映画というフィールドで「お笑い」を撮ろうとしているのはまっちゃんしかいないし、先人もいないような気がします。例えば先人としては北野武が思い浮かびますが、武はビートたけしではなく北野武として映画を撮っています。べつに「お笑い」を軸に据えた作品作りはしていません。
ですがまっちゃんは少なくとも「お笑い芸人」として映画を作り続けています。(観てないから想像でしかないけど、聞く限りでは)
これはたぶんとてつもなく難しい試みだと思います。

これまでだっていくつもオリジナルビデオなりTVなりで似たような試みはしてきたはずです。でもそのフィールドが映画になって、これまでの「大衆」(TV)にフォーカスしてきた作風をどう活かすか、活かせないか、という問いがまずあるわけです。ビデオと同じものにするわけにもいきませんし、かといって大がかりにして映画っぽくすればいいというものでもないでしょうし、これはとてつもなく難しいことだと思います。

僕は大日本人は面白いと思えませんでしたが、友だちの話を聞いて、そして考えてみて、「確かに『芸人』として映画を作るって、松本人志しかいないよなぁ」と思いました。コメディ映画とかそんなんじゃない、芸人という職業を背負ってお笑いと映画の接合を試みる。武のようにお笑いと切り離していない、ちゃんと松本人志として映画を作ろうとしている。これまでの自分の芸人人生の延長に映画を捕えようとしている。

考えるまでもなくこんなのめちゃくちゃむずかしいことなんで、まっちゃんだって四苦八苦してるはずで、これからに期待する意味でも今は暖かい目で見てあげたいなあと思いました。(観てないのに言うか)

そんな感じです。はい。